かものはし日記 2023年7月号


7月1日

弱点を克服するより
やりたいことをやる方が効率的

7月2日

水星の魔女 最終回
ハッピーエンドでおじさんはほっとしたよ
風呂敷の広げ方からたたみ方まで
見事でした

結局
システムをいじっても世界は何も変わらない
世界を変えられるのは
ひとりひとりの在り方なんでしょう

子離れの話というよりは
子供が親を救う話

7月3日

self hug

ジャネーの法則

0歳から20歳までと20歳から80歳までの
体感時間は一緒
20歳で人生の折り返し地点ということです
年を取るごとに過ぎ去る時間が早くなってくる
年齢を重ねてからこの心理的な時間の速さを遅くするためには
新しいことに挑戦する
ということだそうです

7月4日

かすかに曲がった水平線が
おびただしい積乱雲を支えている
子供の小さな指が
無明の神のかくれがをさし示す
窓の向こう七月の午後の風景は
無言の詩集の一枚の挿絵
風の手に刻まれる
世界のこの静かなほほえみ

谷川俊太郎 / 「となりの谷川俊太郎」

谷川さんの詩には
いつもSFマインドを感じるのだ

7月5日

常識ではなく、自分だけの真実を

7月6日

自分が好きなものを選択するということは
自分が好ましくないと思っているものを否定しないということ

水星の魔女でも
娘が母親を全肯定していたように
否定は
同じ場所にとどまること
肯定は
先に進むこと
未来は肯定の先にある

7月7日

風を描く

7月8日


百合ブームに乗っかりたい気分なんだけど
なかなかしっくりこない

アンデットガール・マーダーファルス 1話

退廃的な世界観ですが
セリフ回しが軽妙で前向き
つかみは最高
ここで終わりの短編でも十分満足

原作はミステリ
一巻目を読みました
吸血鬼が殺されてその犯人を特定する探偵もの
架空の世界だったり化け物が出てきたり通常ではありえない設定や状況を舞台とした
本格的なミステリを特殊設定ミステリというそうです

7月9日

AIの遺電子

SF医療もの
AIに寄り添うお医者さんが主人公
AIとの対立ではなく共存のお話
楽しみ

80歳のおばあちゃんに誘われて
近所の七夕祭りへ

すごい人
みんな楽しそうで、3年前の活気が戻りましたね

7月10日


7月11日

出てきたものが気持ちよくなるまで

7月12日


ニュートラル・エンジェル

7月13日

self hug

7月14日

7月15日

自分のことは責めない
甘やかす
どうせ、他人がそのうち
必ず責めてくるし

というのはアインシュタインのお言葉

7月16日

困った時は空に相談

warpaint / radiate like this

女性4人組のアートロックバンド
6年ぶりのアルバム
(出たのは去年、気付かなかった)
相変わらずステキ

7月17日

自分受信機

歌人 枡野浩一さんの短歌

殺したいやつがいるのでしばらくは目標のある人生である

物語のほとんどは復讐劇
復讐こそが物語を動かせる
けれど
それは古い物語
新しい物語には別の情熱がいる

誘われて上野の科博「海」展へ
地球の美しさ多様性を堪能する

クジラやウミガメの胃袋の中が展示されてます
人間の生み出したゴミだらけ

科博の後は昼呑み
不忍池にハスを見に行く

暑くて楽しい一日でした

7月18日

追い込んで追い込んで

自分を追い込んで
なにがしかの結果をひねり出すという考え方は
古いし
先細る
自分を甘やかして、ただプロセスを楽しんだ方が
世界は広がるし
新しい視点を獲得できるようになると思うなあ

ほんとにいい仕事って達成感がない
楽しかったらなんとなくできちゃったみたいな

熱情の律動

暑いときに聞く名曲

7月19日




7月20日

ほっぺた通信

ようやくしっくり来たかな

人様に迷惑をかけないように
と言われても
そんなことは不可能です
行動するということは人様に迷惑をかけることですから
なにも行動できない人になってしまう
ちなみに
インドでは、
人様に迷惑をかけてもいいけど
迷惑をかけられても許しなさい
と教えるそうです

「君たちはどう生きるか」を観に行く

2001年宇宙の旅をちょっと思い出したり
映画メッセージの最後、未来視で自分の子供が死ぬとわかっていても生む決断する主人公を思い出したり
退屈だったけれど悪くはなかった

結局いつも
未来少年コナンが、いちばんすばらしいという結論に達する

7月21日

木を見ない、森を見ない 
(高田純次さんの名言(笑)

君たちはどう生きるかと聞かれれば
高田純次さんのように適当に生きる、と答えたい
適当って調和だからね

この国はどうなるんだ、とか
世界はどうなるんだ、ではなく
君自身はどう生きるんだ、という
個人個人の独自性が世界を変えていく
という話だったのかな

7月22日

jonny nush / point of entry

ジョニー・ナッシュの新作
ギターアンビエント
あいかわらず超素晴らしい

7月23日

AIってどうして人に寄せるんだろうなあって
クジラの脳を研究して
クジラの思考をシュミレーションしてみるとか

7月24日

分かりにくさの大切さ

認知科学には処理流暢性という言葉があって
簡単でわかりやすい言説は信じられやすいという意味です
メディアにおいては分かりやすさが正義
分かりやすければ多少間違っていても受け入れられてしまう
ポピュリズムがそうです
そんな風潮に一石を投じるために
宮崎駿さんは
あえて分かりにくい処理流暢性の低いアニメを作ったのかも

邪推してみる

7月25日

平和ではなく調和

平和は、「たいら」の「わ」と書く
みんな違うのに平らになるわけはなく
それを無理に平らにすることが平和
平和ではなく調和を目指す

未来は平和ではなく調和

7月26日

7月27日


7月28日

7月29日

外側には何もない

結局
意識が世界を作っているだけで
世界そのものは存在しないっていうことなんだろうなあ
じゃあ、絵描きは何を描けばいいの?

7月30日

7月31日

サバイバルモードはもう古い

生きろ!
とか
君はどう生きるのか
とか言うけれど
なんか重いよなあ
そんなに一生懸命生きなくてもいいよ
と思う猛暑の夜

楽しく軽やかに生きましょう