かものはし日記 2008年12月号


12月1日

来年の1月9日から1月18日まで(月曜休廊
12:00〜19:00(最終日は16:00まで)
恵比寿のギャラリーMalleにて
グループ展を開催します

メンバーは
高田美苗さん
樋口裕子さん
ヨシカワゴエモンさん(立体)
と僕の4人です

テーマは「Color's」
色をテーマにしたグループ展です
それぞれ自分の好きな色、ラッキーカラーなど
僕は、肌色とブルーがメインカラーにして
構成してみます

よろしければ是非いらしてくださいませ

12月2日

豆絵本
おやゆび猫第2弾

「おやゆび猫の赤い糸」(製作 谷中あずき堂)

の通販ページを作りました
目次ページから入れます

ちょっとのぞいてみたい人はここからどうぞ

この絵は、おやゆび猫第3弾「おやゆび猫のさがしもの」(製作中)の
ワンシーンです
朝焼け商店街で
なみだ酒を飲むおやゆび猫と
おやゆび動物組合の組合員なかま、きりんさん

2冊とも
来年のグループ展「Color’s」で谷中あずき堂さんより展示販売いたします
どうぞよろしくお願いいたします

12月3日

腰痛がようやく治りました

たぶん
腰痛の原因は
腰痛でもないのに
「腰痛は怒りである」(春秋社)
という本を読んだせいでしょう(笑)
(だって、この本を読んだ後に腰痛になったんだもん)
痛みの原因は心にある、という本です
心の中にある「怒り」を探し出すことで腰痛を治癒させていく
きっと
この本を読んだせいで
僕の無意識下に存在していた「怒り」が
逆に
あ、腰痛という表現の仕方もあるのね、と思ってしまったようです
「怒り」に余計な学習をさせてしまいました
(そんなことあるか(笑)
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chucho valdes / new conseptions

世界最強ジャズビアニストのひとりでしょう、チューチョ・バルデス
キューバの人です
友人のラテン系歌手のSちゃんは
実際キューバで彼の演奏を聴いたことがあるそうです
「手がでかくて長い恐ろしいピアノ怪人ですよ〜」
(Sちゃん談)
youtubeの演奏を観ればまさしくそのとおり

http://jp.youtube.com/watch?v=9VCME9tp9Es

圧巻のソロプレイ
ほんと人間じゃないです
ピアノ怪人!

腰痛が治れば
骨まで響く彼のプレイを聞いても大丈夫

健康は大事ですね
健康じゃないと
美しいモノを美しいと感じられなくなります
健康であればあるほど
美しいと感じるものが増えてくる気がします

12月4日

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「肌色の霊感」

来年のグループ展のDMに載せた絵です
このDMはギャラリーMalleの年賀状にも使われるそうで
Malleのオーナーに
「新年早々、こんな絵を!
どうしちゃったの、かとーさん!」
と笑われながら責められました(笑)
いや、僕はこんなもんです
適度にエロエロですから
本来
「霊感」とはこういうものだと思っています

たまに個人から絵の依頼を受けることがあります
友人の誕生日のプレゼントにと
絵を頼まれました
今日はその依頼主の友人の誕生日だそうです
(誕生日までに絵が間に合って良かった)

この世界に生を受けるいきものたちは皆
唯一無二の存在です
その不思議さとすばらしさを是非堪能してくださいませ

12月5日

年末、お笑い日本一を決めるM1グランプリの予選が
水面下で着々と進んでいるようです
朝のニュースでやってました
楽しみ!
プロアマ国籍無関係
一番面白いコンビを決めるM1グランプリ
笑いは大事です
どんな下世話でも下品でも。
「自己憐憫に陥ったら、その自分を笑い飛ばせ」
というのがカスタネダの著書に出てくるシャーマン、ドンファンの叡智
(著書の中で彼はいつも陽気で
カスタネダに愛があるけど辛辣な冗談ばかり言っています)

世界を切り刻みひとつひとつに価値というラベルを貼り付ける言葉というOSを
持たされてしまった人類は
その副作用である自己憐憫を常に抱えています
その自己憐憫に対抗するには
「笑い」というアプリを起動させるしかないのです
自分を笑うというのは自分の置かれた状況を客観的に見つめ
評価判断せずにただ状況を面白がると言うことだと思うのです
人間だけが
笑うことのできる動物だとどっかの学者が言ってましたが
動物は言葉に支配されてるわけではないので
笑う必要がないのです
人間だけが言葉を持ってしまった故
「笑うしかない」
というのが正しいような気がします
(もしくは、OSを切って、
ドンファンが言うところの「世界を止める」しかない)

12月6日

午後は、墨田区曳舟方面へポタリング
このあたりにある「キラキラ橘商店街」は
下町商店街の中でも屈指のすばらしさです
(日本的ブレードランナー世界と言ってもいいでしょう)
路地が細くて込み入っていて
そしてなんとなく品が良い
ここの通りのもつ焼き屋で昼間から呑みたい
(入りたかったのですが満席でした)
その後
向島の寂れた商店街の中にある
「こぐま」というブックカフェの本棚に
エゴン・シーレの僕の知らない画集を見つけて狂喜乱舞

なんだよ、俺の知らない絵がいっぱいあるじゃないか

彼の描いた美しい線を
指でなぞってうっとりする

ああ、今日は良い日だ!

12月7日

やはりシーレの画集が忘れられず
もしやと思いヤフオクで検索したら
ありました

早速落札

ああ、今日も良い日だ!

12月8日

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triosk / the headlight serenade

オーストラリアのピアノジャズトリオなんだけど
変だな〜
なんだこれは
ジャンルはエレクトロニカ系らしいのですが
この辺のことはよくわかりません

素晴らしいへたうまドラム、美しいピアノ、重厚なベース
そしてなぜか日本的
俳句のようなジャズ?
掘り出し物です。
http://jp.youtube.com/watch?v=3It_Wp59n3w

この映像は、ピアノとベースがリズムセクションで
ドラムが歌っている感じでしょうか

12月9日

大家さんから
メンチカツを頂く
それもなんと
オリンピック金メダリスト北島選手のご実家のお肉屋さん製
なるほどこれが有名な「肉のきたじま、北島商店」のメンチカツですね
タマネギの歯ごたえが絶妙です

今日も良い日でした

12月10日

家にハードディスクが壊れてしまったノートPCがあるので
CDで起動できるPuppyLinuxをインストールしてみました(もちろん無料)
(USBメモリで起動も出来ます)
わずか100MほどのOSですが
たいていのことはすべてきっちり出来ます
4年ほど前にLinuxでサーバーを立てるのに苦労したのが嘘のように進化を遂げています
日本語変換もちゃんとしているし
音楽も聴けるし
映像も見られるし
ウインドウズのネットワークにも簡単接続
Vistaはフルでインストールすると4Gほどあるそうですが
いったいなんでそんなにでかいのでしょう

21世紀は
恐竜のような大きなシステムにとって変わって
小さくて能動的なシステムがたくさん増える社会になると
とあるレコードのライナーノートに書いてありました

そのレコードは
Robert Frippのソロアルバム Let the power fall です。

これを読んだ10代の終わり頃
そうか、未来はそうなるのかと藤沢のレコード屋でうっとりしたものですが
なかなかそうなりませんね(泣)
世界的な不況で
大きなシステムが揺らぎ始めています
でかくて強いものって、つまんないでしょ
色気がない!
色気とは弱さです
小さいしなやかさです

色気のある社会になることを願っています

12月11日

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ようやくエゴン・シーレの画集が届きました
うっとりです
大胆なポーズでも気品があります
そして線のリズム

シーレのデッサンは、目のための音楽です

シーレは絵描きだけではなく
音楽家にも影響を与えているようです
Rachel'sというポストロック系のバンドに
「music for egon schiele」というなかなか良いアルバムがあります
先日
エゴン・シーレという名前の日本のロックバンドのアルバムを
見つけました(笑)
もちろん、買いませんけど

12月12日

国会の代表質問で低迷を「ていまい」と読んでしまう
あそさんにはがっかりです
国会は、クイズ・ヘキサゴン状態
彼が首相だと
漫画業界にも悪影響がでるかもしれません
漫画ばっかり読んでいると
あそ総理みたいになっちゃいますよ
というお母さんが増えそうです

12月13日

フラッシュメモリを買いに秋葉原へ
ラジオデパートなどジャンク屋めぐり
聖地巡礼です(笑)
ついでに
ちょっと足を伸ばして神保町の文房堂で絵の具を買いました
円高の割には、海外製の画材が高いのはどうして?

12月14日

昨日買ったフラッシュメモリを使って
PUPPY LINUXのフラッシュメモリ起動の実験をしてみました
なかなかうまく立ち上がらず
ちょっと手間取りましたが
無事起動
あこがれのシリコンドライブ起動です。
うちのネット&音楽用のパソコンは、ファンレス、ACアダプター電源ですから
パソコンが完全に無音となりました
20世紀の終わり頃のペンティアム3程度のテクノロジーと
わずか60ワットの電源と
100MほどのOSというとても小さいシステムで
静かで快適な環境を構築できました

完全な著作権フリーというLinuxOS
著作権がフリーと言うことは開発も自由だしとても能動的です
そして現在のビジネスモデルに対するアンチテーゼでもあるように感じています
LinuxOSは
小さくて能動的なシステムという未来を象徴しているようで
(とくに何に使うわけではないのですが(笑)
眺めているだけでうっとりしちゃうんですね

12月15日

puppy Linuxは
日本語環境もちゃんと整っているし
ウインドウズのハードディスクも簡単にマウントできるので
今日の日記は、puppyで書いてみました

*
今日はこの冬一番の寒さだそうで
そうとは知らずに
早朝サイクリング
朝の4時頃は、気の変わり時であると聞いたことがあります
たしかに凛とした気持ちよさを感じます

12月16日

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luc's lantern /william parker

昨日の早朝サイクリングのせいか
ちょっと風邪をひきました

体を温かくして、音楽を聴いて治します
フリージャズ界の巨匠ベーシスト、ウィリアム・パーカーのピアノトリオ
ピアノは、日本人の山本恵理さん
なかなか素敵なピアノです
フリーではありませんが
こじゃれたピアノトリオでもありません
緊張感と暖かさのあるパーカーのプレイが
僕の風邪をすぐに治してくれるでしょう

そうそう
僕の絵には、ベース音が足りない
これを聞いてそう思いました


12月17日

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andrew hill /mosaic 16

60年代ジャズの新主流派と呼ばれた人たちの一人です
新主流派と言っても若干フリージャズ寄りなので
主流にはなれませんでした
それゆえ彼の人気は今ひとつですが
とてもすばらしいピアニストです
(最近はmccoy tynerとかピアノばかり)
このアルバムは三枚組の未発表音源集
当時では画期的な弦楽四重奏とのコラボもあり
彼のものすごい才能が
未発表ゆえ
クロッキー帳の落書きのように
無造作にちりばめられています

ちゃんと完成させない美しさ
とでも言うのでしょうか
そこに「詩」があるような気がします

エゴン・シーレの
え、これでやめちゃうの?みたいな描き方に似てますが
それは観られることで
初めて完成するということなんだろうな
「どうだ」と言わんばかりにきっちりと完成させた作品を提示するのも
それはそれですごいんですけど
それではコミュニケーションが成立しないわけで
観る側が作品にアクセスする余地の部分がないと「詩」は発生しないのです
そう言う意味で
とても「詩」的なアルバムです

12月18日

午前中は台所の大掃除
やはりこびりついた油を取り除くのはなかなか大変です

午後はグラフィックデザイナーのSさんと打ち合わせ
神保町のスタンプラリーのポスターを描きます
神保町と秋葉原は
子供の頃の聖地でした
秋葉原で、電子パーツを買い
神保町で、絶版のSF小説をあさり、洋書のSFイラスト本を買う
(怪しい中古レコード屋もいっぱいあった)
僕にとって東京って、この二つの街のことです
というわけで
お世話になった街です
良い絵がかけるといいな

そうだ、大事な街を忘れてました
あとは西新宿の海賊盤街だな
かつて、あそこは
ピンクフロイドやツェッペリンやジミヘンやクリムゾンの海賊盤が死ぬほどありました
死ぬほど買いました(笑)
今はどうなんでしょ

12月19日

12月20日

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クルド人のまち / 松浦範子

今夜は、谷中の森の賢者宅(谷中庵)での今年最後の宴
そこにできたてほやほやの本を持ってのりちゃんがやってきました
「クルド人のまち」
写真と文章で綴られた本「クルディスタンを訪ねて」に続く第二弾
とても丁寧に作られた本です
内容はもちろん
紙質も写真の印刷もとても上品に仕上がっています
(うらやましいくらい)

彼女の衝動がこうやって素敵な形になるということは
彼女の衝動に
一片の迷いもなかったということの証明なのかもしれません
これは彼女が一番深いところにある衝動に素直に従って行動してきた記録です
そう言う意味では
複雑な状況にあるクルドのひとたちを扱っているのに
彼女の想いはとてもシンプルです

こんなすごいところ(危険なところ)に行ってきて
こんな素敵な写真を撮ってきた彼女が
僕の横でにこにこしながらお酒(電気ブラン)を呑んでいるのが
ちょっと不思議

12月21日

谷中の森の賢者さん(谷中庵主)から
ノートブック不調というSOS
早速出かけていって
修理に取りかかりましたが
かなりの重傷
こりゃ、ドライブもいかれているかもしれないので
新規インストールも無理
とりあえずデータのバックアップだけは出来ました
庵主に
おいしいお寿司をごちそうになりながら
結局治せず
我が家に入院です

12月22日

早朝
庵主のノートブックをばらして
(機械をばらすの大好き!ねじをはずす行為って結構興奮しますね)
ドライブの交換、OSの再インストール
無事に元通りになって
一安心です

パソコンというのは
壊れて修理をするたびにいとおしくなるものです
このノートブックは、庵主のブログ内でパソ子と呼ばれ
機械にもかかわらず恋人として扱われていますが
僕も他人の女ながら
パソ子がいとおしくなってきました(笑)

12月23日

先日のトヨタカップ
慎重さや用心
そしてたゆまぬ努力だけでは超えられない壁を感じました
ヨーロッパや南米のサッカーのトッププレイヤーの
すごいところは
「躊躇しない」ところだと思います

慎重さと用心が
生命力の豊かな流れをせき止めてしまう
慎重さと用心は
未来に対する恐怖心です
その恐怖ゆえ
流れを見失い、努力によって積み上げた安全な橋を渡ろうしてしまう
躊躇しないというのは
無謀さとは全然違います
勇気とも違います
瞬間に起こる絶対的な確信です

そこに本当の「生命」という領域があるような気がします

だれでも体験できる領域ではないように思われますが
ほんとは誰でも体験できるはずだと思います

12月24日

来年の春に出るCD(2枚も!)のジャケット絵を描かせていただくことになりました

1枚目は
笙奏者の伊藤江里さんのリーダーアルバム
高橋全さんというピアニストと
「オーラの泉」で有名なスピリチュアル・カウンセラーの江原啓之さんの朗読という異色コラボです

2枚目は
ロックバンドです
内容はまだ書けないのですが
音楽ジャンキーの僕としては
絵描きとして音楽に関われるのが
とてもうれしいのです

12月25日

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海の中の宇宙人?

フランスの自然ドキュメンタリー映画「white planet」(2006年)を観ました
ドキュメンタリー映画もお国柄がでますね
イギリスのBBCが作ったドキュメンタリーを見慣れているせいか
フランスのは
音楽の使い方や動物の撮り方など
自然に対するアプローチの仕方に微妙な違いを感じます
自然を大いなる流れとして全体的に扱うBBCとは違い
フランスはもうちょっと個的というか
個々の生き物たちに潜む感情にスポットを当てているような、そんな感じです。
それはもちろん人間の勝手な思い込みなのでしょうけど
白いイルカ、ベルーガの群れがみんな一斉にカメラの方をじっと見据える姿に
なんだかわからない熱い感情を感じて、どきっとしました

日本の自然ドキュメンタリーは
感覚より知識を優先します
こういう仕組みで世界は出来ていてうんぬんかんぬんという解説を入れ
有名な芸能人をナビゲイター役にして
本人が感動しているところを観せて納得させるというか
自然を感覚として受け入れるのではなく
教養にしちゃうところが
ちょっと残念かも

12月26日

孤独と寂しさと死

「君の守護霊は妖精たちのように自由か。
 どのような変容にも耐えられるだけ、すでにきみの意識は、しなやかに空虚か。
 新しい宇宙的(コスミック)一体感を虚心に受け入れられるだけ、さわやかに孤独か。」

日野啓三「モノリス」(1990年 トレヴィル)より

先日
日野さんと親交のあった谷中庵主人が
お酒を呑みながら
日野さんのお話をしてくださった後
ひとりとぼとぼと帰り道
ふと、この言葉を思い出しました
僕の一番好きな言葉です

どんな状況にあっても
寂しさから逃れることは出来ません
それは
寂しさこそが本質(衝動)に近いところにあるし
寂しさを表現することが
その人の生き方そのものだからだと思っています

寂しさからの逃れ方より
寂しさの表現の仕方

飯島愛さんの死
孤独死という言葉がテレビの画面で踊っています
精神科医のもっともらしいコメントになぜか腹が立ちます
彼女のほんとの気持なんて
だれにもわからないんだよ
生前
彼女の寂しさの表現の仕方は
とても素敵だと感じていました

寂しそうな笑顔が魅力的でしたね

12月27日

年末から来年へかけての
時間的隔たりというのは不思議なものです
来年がやけに遠く感じるのですが
グループ展は来年だから
ちょっと先だよな〜
と思っていたら
いやいや、よく考えてみたら
来週なんだよ(汗)

12月28日

昼間
今年ヒットしたらしいスポ根ドラマ「ルーキーズ」の再放送を
つい観てしまいました
実はこの手の直球モノに弱いわたくしです(笑)
最近のスポ根は
不良が改心するまでのプロセスが
昔に比べると長い気がして
観ていてちょっとめんどくさい(笑)
今の子供たちの方が
傷が深いのかもね

ほんとに自分の愛していることを
一生懸命やっている人は
端から見て、バカに見えます

かっこつけてるこそくな自分を反省したりしちゃう
良いドラマですね
来年映画化されるそうですが
もちろん観に行きませんよ(笑)

というわけで
実家にも帰らず
家でテレビを観ながら
(ルーキーズは、明日も明後日も明明後日もあるのだ)
いや
もくもくと絵を描きながら
年末年始を過ごします
(自転車で遠出もしたい)

12月29日

来月になると、またひとつ歳をとることになりますが
歳をとるのもなかなか素敵なことです

愛せるものが増えてきます

若い頃は
こだわりとか理想とか
いろいろあって
あれはだめた
あいつは認めん(笑)とかね
いろいろありましたが
歳を重ねるごとに
あれもオッケー
これもオッケー
という具合に
ゆるくなっていくところが心地よいのです
来年も
愛せるものが増えるといいな〜

12月30日

青春ドラマ「ルーキーズ」を観続けて
3日目
勇気と努力反対論者のわたしとしては
いろいろ突っ込みを入れたくなりますが
おいおい泣きながら
絵を描いてます
(なにやってんだか(笑)
みんな良い子たちだよな〜
と、お父さん気分
明日が最終回のようです

努力とは
好きではないことをする勇気です

ほんとうはそれをすることが好きではないのに
やらなくてはいけないと思い込み
努力する行為は
ただむやみに自尊心を強化することに過ぎないのではないか
と思います
良い大学に入ることが目的の受験勉強なんてまさにそう
本当に好きなことをやっているときは
結果も目的もなく
努力とか勇気とかいう葛藤もなく
ただわくわくしている

人はわくわくするために生まれたんだね〜
と再認識

ぼくもほんとうに絵を描くのがすきなんじゃろか
と考え込んだりね
いろいろ思う年末です

12月31日

ジュエリーデザイナーの友人に誘われて
東京湾の漁師さんの船に乗せてもらって
東京湾の真ん中で夕日を観ながら
なんとか貝のお味噌汁とワインを飲むツアーに参加

すばらしい夕日でした
今年一年の感謝を込めて、太陽さんに手を振りました

来年も楽しく生きましょう!