かものはし日記
2010年3月号


3月1日

充実した一日

朝から黙々と事務をこなし
挿絵の仕事もひとつやりとげ
個展の絵も描いたあと
自転車に乗ってお散歩
そして夜は読書
なんだこの充実感と達成感は
いかんな
、こんなことでは近代自我が強化されてしまう(笑)

3月2日

東京は冬に逆戻り

グラフィック・デザイナーのSさんに
個展の案内をメールで送ったら
今、石垣島にいるというお返事を頂きました
去年の秋くらいに
自転車で東京を発って
野宿をしながら
石垣島までたどりついたそうです
(もちろん船も使って)
彼は6000キロ自転車で走って
一度もパンクをしたことがないそうです
その記録も更新されたのでしょうか?
仕事はいつされているのでしょうか?(笑)

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確か彼の愛車はDAHONのSmooth Hound

「石垣島は暑いです!
夏です!」
(S氏談)

いいなあ
最近くもり続きで
太陽が恋しい

3月3日

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シャルロット・ゲンズブール / IRM

BECKがプロデュースなのか・・
ロリータボイスのフレンチ・ポップを期待すると大ハズレ

シャルロットのアルバムと言うよりは
ローファイでインディーズなロックバンドのボーカルを
シャルロットがやっているという感じです
わしはおじさんなので
90年代のローファイでインディーズなロックバンドが
いまいちぴんと来なかったのですが
これはなかなかいいです
元祖フレンチロリータも骨太ないい女になったということです
(いや、元祖はお母さんのジェーン・バーキンかな
ジャケ写はお母さんにそっくりじゃないか)

3月4日

僕にとって
良い絵が描けたというのはどういうことかというと
描く前と
描いた後では
違う人になっているということです
今も自分探しというのが流行っているかどうかはわかりませんが
ほんとの自分なんていうものは
存在しないのです
ただ自分みたいなものが刻々と変化していく
その変化の度合い
ダイナミクスが快感なのですね
人生というのは一曲の音楽ですから

昨日ご紹介した
シャルロットのアルバムがまさしくそうです
彼女はBECKと関わったことで
全く違う自分になっちゃったことへの快感に浸っているような気がします
いいアルバムです
ヘビロテ中

3月5日

花の雲鐘は上野か浅草か

松尾芭蕉の句です
花の雲とは、桜が咲いている姿が
遠くから見ると雲のように見えるということ
上野も浅草も近い下町に移り住んで
もう8年目ですが
この句を読むと
さらにこの街が愛おしくなります
今年の冬は寒かったので
いつも暖冬傾向で早咲きだった桜も
今年はまともな時期に咲くのでしょうか
三寒四温
季節の変わり目がぐっと堪える歳になりましたね(笑)
年齢を重ねると
体は弱くなってきますが
弱くなってくる分
強いときにはわからなかった
細かい部分がわかるようになるのです
個展の準備もあるので
体調管理が難しいのですが
季節の変わり目を
じっくり楽しみたいです

常備薬

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massive attack / heligoland

マッシブ・アタックの新譜です
相変わらず暗め
レディオ・ヘッド、ポーティス・ヘッドなど
暗めの音楽たちは
落ち込んでいるとき聞くと
とても救われた気持になります
(いや、ポーティスヘッドはもっと落ち込むかも(笑)とても危険)
落ち込んでいるときは
元気な音楽がものすごくうっとうしい
鬱病の人に
がんばれって言ってはいけないとよく言われますが
この音楽経験を踏まえていれば
あたりまえのことですね
今は個展前で
テンション上がって浮かれているので
このアルバムをじっくり聞きたいとはおもいませんが
落ち込んだ時の常備薬として
ハードディスクの隅っこに備えておきます

3月6日

かものはし亡命政府覚え書き

「自信」とか「やる気」とかなくても
溌剌と生きていける
ということを言葉ではなく絵で表現したいというのが
かものはし亡命政府の基本理念です
自信とかやる気とか
いわゆる自尊心を強化させるものから「亡命」したい
反近代自我です
今回これがうまく表現できたかと聞かれれば
ちょっと困ってしまいますが
母親に
「あんたは赤ん坊の時からやる気がなさそうだった
めんどくさそうにミルクを飲んでいた」
と言われたわたくしですから
なんとかなるかもしれません(笑)
うまく表現できないまま
死んじゃうかもしれませんが
それはそれでしょうがない
とりあえず最初の一歩

3月7日

かものはし亡命政府 JAZZ LIVE
メンバーのご紹介

原洋子さん
朗読を担当してくださいます
毎年経王寺の慰霊法要朗読ライブに出演されていて
僕もそのライブのチラシのイラストを描いているので
そのご縁で今回ご一緒させて頂くことになりました
僕のたっての希望で
宮沢賢治のジャズ詩
「岩手軽便鉄道」と
彼女が選んだ詩を2編の朗読

お酒が強いです(笑)

小森慶子さん
渋さ知ラズなど著名なバンドを渡り歩く
フリージャズ系サックスプレーヤー(クラリネットも)
渋さチビズというバンドでサックスを吹いている姿が
あまりにも格好良かったので
ついファンレターをmixi経由で送ってしまったのがおつきあいのきっかけです
今回は、彼女の気心の知れたミュージシャン2人と一緒に参加してくださいます
小森慶子トリオという感じでしょうか
彼女曰く「乱暴者の音楽」ということですが
彼女のプレイは
細部に至るまで実に丁寧です

もちろんお酒は強いです(笑)

上畑正和さん
今回初めてお会いしました
小学生の頃音楽室にあった足踏みオルガンを演奏してくださるそうです
足踏みオルガンをプロの音楽家が演奏すると
どうなるのでしょう
とても楽しみです

お酒は強そうです
(一度一緒に呑んだのですが、車でいらしていたので呑めなかったのです)

合計5人のメンバーで
それぞれのパフォーマンスをしつつ
最後「岩手軽便鉄道」の朗読の時は全員で
という構成になります
フリーフォームの演奏なので
リハーサルはしないことになりました
どうなっちゃうか見当が付きませんが
皆さん手練れですので
ちゃんと落としどころを見極めて
ソフト・ランディングしてくれると思います

ライブは26日の金曜日
18時会場19時開演です
前売り2000円当日2500円
ご予約はファックスかメールにて
ファックス 03−3359−9907
メール tagai@kyoouji.gr.jp

よろしければ是非いらしてくださいませ

3月8日

大地のフリージャズ

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indigo trio / live in montreal

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indigo trio / anaya

シカゴのフリージャズシーンは
骨太な方々がたくさんいらっしゃいますが
骨太中の骨太です
ニコル・ミッチェルのフルート
ハミッド・ドレイクのドラム
ハリソン・バンクヘッドのベース
の織りなす世界はまさに大地の音楽
ああ、地球に生まれてよかった(笑)

http://www.youtube.com/watch?v=uuL2CNYXyMc&feature=related

ディスクユニオンでは
CDが欠品中ですが
発売元のgreenleaf record
全曲試聴できます

3月9日

本に呼ばれる

基本的に読書好きではないし
小学生の頃は
6年間ほとんど図書室の本を借りなかったので
図書室の先生に呼び出されたくらい
本とは無縁なつもりなのですが
(外でカンケリしてた方が楽しかったんだよ)
たまに
本に呼ばれます

「私を読みなさい」

カルロス・カスタネダや野口晴哉やクリシュナムルティ、
J・G・バラード、日野啓三、池澤夏樹
ポール・オースター、村上春樹、見田宗介(真木悠介)、アーノルド・ミンデルなどなど
何の脈絡もなく
本屋で呼び止められ
仕方なく買って読んだら
実に面白かったわけです
前にも書きましたが
森の一軒家で病人が出たときに
家の周りにその病人に効く薬草が生えるということが起きるそうですが
本も似たような感じで
読まれるべき人の視界に
ちらちらと紛れ込んでくるようです
最近
また呼ばれたようなので
読んでます
うん、確かに面白い

逆に音楽に関しては
あまりに愛しすぎているので
ろくでもないものまでつかまされて
なかなか
「私を聞きなさい」
という声が聞こえません(笑)
愛しすぎるのは
問題なのかも
距離感が大事なのかな

3月10日

昭和の勧誘員

久々に新聞勧誘員
とりあえず
「いらないよ。」と素っ気なく言ってみる
あっさり帰る
なんか寂しい・・
学生時代(昭和の終わりの頃)
新聞勧誘員はすごかった
新聞をとらないと家に火を付ける!と脅すのは普通
(慣れてくると「はいはい、どうせ僕のうちじゃないんだから良いですよ。」
と普通に返事ができるようになります)
若いもんを毎日ここによこす
とか
俺はおまえの大学の先輩だ
先輩の頼みが聞けないのか
とか
いろいろ楽しかったなあ(笑)
(最初はけっこう怖かった)
宗教の勧誘もあっさりしてます
かつては
玄関で「神の存在」について激論
「じゃあ、神様をここに連れてこいよ!」みたいな大人げないやりとりが
楽しめました
新聞勧誘員というのは
初めての一人暮らしの洗礼のようなもので
新聞はインテリが作って、やっちゃんが売るんだという
社会のしくみというか
清濁併せ持つ世の中というものを
身をもって経験させてくれたわけです
若者にとって
脅されて新聞を6ヶ月とらされる経験って
結構大事な気がするな〜

3月11日

赤信号みんなでわたれば怖くない

日本の教育の現状を扱った名著
内田樹(うちだ たつる)さんの
「下流志向 学ばない子どもたち、働かない若者たち」
の中で
「均質性さえ維持していれば
どんな社会であってもかまわないというのが日本人の本音」
という文章がありました

日本の均質性が個性的な人間の排出を妨げるというのが
最近の一般的な考え方ですけれど
(結果、個性的という名の下に
ただのわがままな子どもたちを排出してきただけでした)
僕には
均質性こそが
日本独自の文化を創ってきたのでは、とも思えます
西洋的な派手さはないけれど
緩やかでしなやかな文化は
自意識が希薄で帰属意識の強い社会だからこそです
想像力って
実はいかに自意識をなくすかというのが
一番大事なのです

今の日本は
だれが考えても危機的な状況です
日本の社会の中から
突然有能なリーダーが現れて
日本を救ってくれる可能性はゼロです
だったら
今一度均質性に立ち帰り
赤信号をみんなで渡ってみる
日本人の最大の武器は集合的無意識なのよ
怖くないでしょ
みんな一緒なんだから(笑)
(あ、でも戦争はしちゃだめよ)

この標語を生み出した
ビートたけしってやはり天才です

3月12日

笑われてこそ

円滑なコミュニケーションを阻む3つの要素

「こだわり
プライド
被害妄想」

ゆえに
コミュニケーションを円滑に楽しくするには

「こだわらない
よく笑う
いじけない」

ということが大事なんだそうです(C)内田樹
僕にとっては
「笑う」というのが一番大事
さらに言えば
「笑いをとる」というのがもっと大事なような気がします
そのためには
人生においてたくさん失敗をして
それを笑いに昇華させておき
いつでもそのネタで笑いが取れるように
プールしておかなければならない
と思っております

3月13日

お勧めお笑いコンビ
天才です
お笑いって着々と進化していくので
ほんとすごい

http://www.youtube.com/watch?v=lmQ0zxYMCIg

3月14日

未来少年コナンのラスト

内田樹さんの本
「こんな日本でよかったね 構造主義的日本論」の最後
日本は最終的に
フェミニンな(マッチョではなくおばさんぽい)共産主義になるといいな
と書いてあります
(僕としてはフリージャズ共産主義と呼びたい)
国際社会では相手にされない三流国で貧乏だけど
誰も飢えない暖かい社会
経済学者のラビ・バトラさんも
世界恐慌後
プラウドというゆるやかな資本主義のようなシステムが日本で発生すると
予言してます
宮崎駿監督の最高傑作(と僕は思っている)
未来少年コナンのラスト
え、結局、共産主義なの?
と子どもの頃の僕はそう思ったのですが
まあそれもいいかなと
ちょっと大人になった僕は思うのです

ちょっと貧乏

というのが
人間が
いちばん人間らしく
それなりに楽しく
いられる状態なんだと思います
かものはし亡命政府も貧乏です(笑)

3月15日

近未来貧乏SFというジャンル

近未来SFというのは
ほとんど極端な資本主義社会を描くものばかり
拝金主義が宇宙にまで広がっているような世界は
もう見たくないです

気配のように
控えめで緩やかなシステムが
社会全体を優しく包み込んでいるような
そんな未来
(それゆえ貧乏(笑)

そういうSFがあってもいいよね

3月16日

LINUXな思想家

最近お気に入りの思想家でありエッセイストの内田樹(うちだたつる)さん
彼のブログは
コピーフリー、転載フリー、盗用フリーだそうです
これはまさしく
著作権フリーなOS LINUX と同じ発想です
LINUXは、著作権がテクノロジーの進化を遅くさせるという考え方をしています
それは、思想にも言えることかもしれません
誰かの素敵な発想は
みんなで考えて
様々に展開させてみる
これから
知的所有権とかせこいことを言わない人たちが
いろんなジャンルで増えてきそうです
良い意味で
資本主義に対するテロ行為だしね(笑)

明日搬入です
今日は最終チェック
内田樹という人を知ったのはつい最近、先月のことです
今回の個展のテーマが
自分の中で
より具体的なビジョンとして立ち上がることが出来たのは
彼の著作物たちのおかげです
とても感謝しております
内田さん、ありがとうございます

3月17日

明日より個展です
よろしければ是非いらしてくださいませ

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3月23日の17時から
仏像ガールとその仲間の音楽家たちのライブパフォーマンスがあります
よろしければそちらもどうぞ
(これはかものはし亡命政府のライブではありませんが
今日搬入中にそばでずっとリハーサルをやっていて
とても素敵でした)
絵を観に来てくださる方は
23日はなるべくお早めにお願いします

3月18日

個展初日

毎日午前9時から始まりますが
朝っぱらから絵を見に来る人なんていないと思うでしょ
午前中は
お彼岸でお寺に来る檀家さんの方々が
ついでに個展に寄ってくださるわけです
たいていおばあちゃんです
おばあちゃんのお相手は
わたくしの得意分野
年上の女性を落とすのは得意ですから(笑)

午後は
お仕事関係や友人たち
個展をやり過ぎ気味にもかかわらず
いらしてくださってありがとうございます
恐縮です

夕刻
イラストレーター友人たちと呑み会
僕にとって
同業者はライバルではなく
同志です
今日は皆さん熱くてうれしかったです
表現とは命がけなのです
それは、生きていることと一緒

3月19日

個展二日目

科学者で科学雑誌ニュートンの編集長であった
竹内均さんの弟さんがいらしたり
(某大手出版社のナンバー2だったらしい)
僕の描いた絵をとても気に入ってくださったおばあちゃんが
私の遺影を描いてくれない?
写真よりおしゃれだと思うの
と仕事の依頼が来たり
(仕事が広がるな〜(笑)
いろいろ楽しいです
出版業界は大変そうだし
遺影イラストビジネスっていいかもね

3月20日

股間攻撃

お寺には二人の息子さんがいて
次男の小学校3年生のぽんちくん(通称)は
わんぱくざかりというかものすごく凶暴
油断していると股間を攻撃してきます
股間を攻撃されるなんて35年ぶりくらい?
もちろん仕返しの電気あんまも35年ぶりくらいにしました(笑)

本日もいらしてくださった皆様
ありがとうございます

3月21日

強風の中
いらしてくださった皆様
ありがとうございます
個展の店番というよりは
ぽんちくんとの戦いに明け暮れる日々です(笑)

友人の子どもたちが
だんだん大きくなってきて
その成長を感じられるのも個展の楽しみの一つです
ずっと笑顔を絶やさない子どもたちで
それは
家族が「良い感じ」だということ
友人は
「おとうさん」という才能がものすごくあるんだなと
感じました

美人シングルマザーの息子さんも
着々と成長中です
ずいぶん大きくなりました

明日の17時から
仏像ガールのライブがありますので
17時以降は絵を観ることができなくなります
誠に勝手ながら
よろしくお願いします

なるべくお早めにいらしてくださると幸いです

3月22日

今日も
いらしてくださった皆様
ありがとうございました

明日はお休みです

そうそう
遂に大手ラジオ番組のネット配信が始まりました
(NHKは聞けません)
http://radiko.jp/
プロ野球もラジオで聴けるようになったので
テレビは当分買う気がないし
これからはラジオライフです

ウインドウズはXP以上のOS対応と明記されていますが
うちの「OSwin2000、ブラウザopera」マシンでも
聞くことが出来ました

3月23日

ラジオデイズ

今日はお寺のギャラリーがお休みなので
radikoでニッポン放送を聞きながら
お仕事
いいですねぇ、ラジオ
一日中ラジオを聞いているなんて
何年ぶりでしょう
滞っていた仕事がさくさく進みました
絵を描いているときは
頭の中が暇なのでラジオは最適なのです

3月24日

寒いです
冬に逆戻り
そんな中いらしてくださった皆様
ありがとうございました
今日は若い絵描きの方が何人かいらしてくださいました
いい絵描きになってくださいね

毎日朝から夜まで会場にいるので
家で仕事をする時間がほとんどなくて
文庫の表紙を描くのに
10日ほどかかりました
せっかちな僕としては
毎日ちょっとずつ描くという描き方は
あまり経験がなかったのですが
描く速度を変えることで
また違ったアプローチが出来るんだな
という感触もあって面白かったです

3月25日

今日も寒いです
冷たい雨が降っていますが
桜と雨はけっこう合います
桜のピンク色は
晴れよりも曇り空に合うような気がします

富山からいらしてくださった人
親の介護で大変な人
チャーミングな凶暴さが売りの戦場写真家
ガッツのある若い絵描きさん
バツイチ仲間のデザイナーさん
などなど
ゆっくりお話ができました
ありがとうございました

明日は最終日です
ライブです
個展は午前中までとチラシに書いてありますが
本堂はずっと開いております
ライブの機材を入れるときだけ
ごたごたしますが
それ以外は大丈夫
是非いらしてくださいませ

ライブはリハーサルなしの
一発勝負
どうなるのかな〜?

3月26日

最終日&亡命政府ライブ

午前中にも関わらず
最終日はたくさんの方がいらしてくださいました
ありがとうございます

ライブは素晴らしかったです
なんだ、絵はどうでもいいじゃん、というオチが付いちゃう
すばらしいフリージャズ
さすがは亡命政府の音楽家たちです(笑)
結局
絵は音楽にはかなわないな〜と思うのです
その「音楽にはかなわないな〜」とうっとりする感覚が好きなのです
音楽にかなわない感覚が
僕の絵を描く原動力なんですけど
わかってくれます?

あっという間の9日間でした
ステージではご住職と抱きあって幸せでした(笑)
とても楽しかったです
皆様に感謝です
ありがとうございました

3月27日

制作期間を含めて個展までのほぼ4ヶ月
個展以外の仕事もけっこうあって
風邪をひいちゃいかんと思い続けていましたが
緊張が解けた瞬間、まってましたと風邪をひいてしまいました
へろへろになりながら搬出
そんな僕を見かねて
お昼ご飯も作って頂いて
家族のように扱って頂いて
本当に感謝です

彼女お気に入りの
森脇真末味さんのマンガを10冊ほど貸してくれたので
布団の中で読もうと思います

3月28日

練習方法

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「楽器として生まれ、音楽になって死ぬ」

トップページをこの絵にしました

個展会場で10日近く毎日自分の絵を眺めていると
いろいろと「いかんな〜」というところが
見つかります。
まだまだ練習が足りない
結局大事なのは練習をすること
もっと大事なのは練習の仕方
精神論など実はあまり意味がないのです

練習の仕方が
結果的には
その人の作品の個性になるんだと思います

3月29日

サッカーと人間関係

センターリングを上げると
誰かがドンぴしゃの場所にいて
そのパスを受けてゴール
サッカーでは普通の攻撃パターンですが
日本のサッカーではこれがなかなか見られません
なぜでしょう?
ラテン系の人たちは
普段から楽しみの中心が人間関係にあるからだと思います
ある人が「ここ」にいて欲しいと思ったとき
ある人はちゃんと「ここ」にいるのです
彼らはそういう身体感覚を
ちゃんと身につけていて
人と人とのつながりを楽しんでいる
お金や地位ばかりに気をとられ
着々と人間関係が希薄になってきた日本では
どうポジション取りをしていいのかわからず
結果「孤立」してしまう
いて欲しい人がちゃんとそこにいる社会になれば
日本のサッカーはいい感じになるような気がします
(タイムマシンで1950年代あたりの豊かな人間関係が残っていた日本人を連れてきて
サッカーをやらせたら強くなるような気がするな(笑)

3月30日

絵の発送終了しました
お待たせしました
明日には到着すると思います
絵を購入してくださった皆様
ありがとうございました
なにかありましたら
遠慮なくご連絡くださいませ

3月31日

欲しいと必要

パソコンのメモリを探しに秋葉原へ
秋葉原は全体的に中古メモリ不足らしく
古いタイプのメモリを探すのが大変でした
(1Gのメモリが2枚欲しかったのだけど、1枚しか買えず)
不景気で新しくパソコンを買おうという人が減っているのかな
ま、でも
今時は、3Dゲームとかやらなければ
10年前のパソコンでも十分使えます
「欲しい」と思う前に
ほんとに「必要」か、を考える
そういう時代になったのかもね

8年目に入った仕事用のお絵かきパソコンが
若干挙動不審なので
そろそろ新しいパソコンを作りたいなと思っているのですが
ほんとは
ただ新しいパソコンを作りたいだけじゃないのか
「欲しい」のか
「必要」なのか
考え中です